ベトナム、自国通貨である「ドン」表示厳格化

  • 2011年12月4日

 ベトナム国内での料金表示は自国通貨の「ドン」表示にしなければならないという法律が既に施行されておりますが、それでもなおUSドルが流通していたことから、これまでの価格表示は「USドル表示」が多くみられました。

 これを受け先日、ベトナム政府より2回目の「USドル表示禁止」の通告が発出されました。

 この通告により、今後、料金表示がドン表示に変わっていく可能性が急速に高くなるとみられます。

 それでも「ドン」表示と「ドル」表示の二重併記は認められるようです。

 二重に料金が表記されている場合は、ドン表示の後にカッコ書きでドル表示となりますので、お買い物などの際は見間違いのないよう、ご注意ください。

 ベトナムの観光旅行時に旅行者がよく利用するレストランやショップなどでは、今後も米ドル・日本円何れの通貨でも支払い可能という状態が、今後も続くと思われます。

 一方、市場やスーパーマーケット、タクシーなど、一般のベトナム人が利用する場所においては、今後ベトナムドンしか受取ってくれないといった状況になるのも、そう遠い未来の話ではないでしょう。

 尚、ベトナム国内で「ベトナム航空」のチケットを購入する場合は、ベトナムドンしか受け取ってもらえません。クレジットカードを利用する場合は特に問題はありませんが、現金で購入する場合には、十分なベトナムドンを用意いただく必要があります。現金がないとわざわざ両替してから支払わなければならなくなっています。


情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社日本海外ツアーオペレーター協会