訪日回復に「大歓迎」キャンペーン、官民一体で特典や割引

  • 2011年11月21日

 観光庁は11月18日から2012年3月31日まで、訪日外国人旅行者に対する割引や特典などをパッケージ化した「JAPAN Big Welcome Campaign」を官民一体で展開する。「買う」「食べる」「泊まる」「移動する」「体験する」など旅行に関係する様々な場面について、割引やプレゼントなどの特典をパッケージ化。特設サイト上で海外に向けてプロモーションするほか、日本政府観光局(JNTO)の海外事務所や外務省、在外公館でも海外に向けて発信する。

 今回の取り組みは、8月に開始した官民で訪日旅行の促進をめざす「ビジット・ジャパン・プラス活動」で検討してきた成果。また、全国約8000店舗が参加して9月から2012年3月まで展開する「おもてなしキャンペーン」の後半戦の起爆剤として位置づけており、全国の23事業と連携した。

 例えば、大阪市など関西圏の自治体や経済界、観光事業者などでは、「関西メガセール」の内容や規模を拡充し、傘下店舗数を110施設の約6000店舗に増加。また、全国の百貨店約100店舗がバーゲンの開催やオリジナルグッズをプレゼントする取り組みを実施するほか、プレミアム・アウトレット、ビックカメラ、ぐるなび、ファミリーマート、エクスペディア、楽天トラベル、近畿日本ツーリスト(KNT)などもそれぞれ割引や特典などを提供している。