ジェットスターとTNZが提携、JALとの新会社で地方需要も
ジェットスター航空(JQ)とニュージーランド政府観光局(TNZ)は、日本を含む複数の市場で共同でマーケティング活動を展開し、ニュージーランドへの旅行需要を喚起することで合意した。2014年半ばまでの3年間に、JQとTNZがそれぞれ1年あたり150万ニュージーランドドル(8800万円)、合計で900万ニュージーランドドル(約5億3200万円)を拠出。対象市場でキャンペーンやメディア露出などを展開する。JQによると、JQがニュージーランドへの送客に取り組む活動としては過去最大の規模で、さらにTNZと公式にマーケティング展開で提携するのも初という。
対象市場は日本のほか、オーストラリアやシンガポール、その他アジアなど。TNZの「100% Pure」キャンペーンを強化するほか、JQのネットワークを利用して行けるデスティネーションとしての認知度向上をめざす。
日本からは、ゴールドコースト経由で旅行者を取り込むことになるが、さらに来年就航予定の、日本航空(JL)などと共同で設立したジェットスター・ジャパンによる地方市場の需要取り込みも進める考え。JQグループCEOのブルース・ブキャナン氏は、「ジェットスター・ジャパンの就航によって、ニュージーランドは日本各地に住む何百万人もの消費者にとって身近なデスティネーションになる」とコメントしている。
※訂正案内(2011年11月18日 14時00分)
・訂正箇所:第1段落第2文
誤:JQとTNZがそれぞれ1年あたり1500万ニュージーランドドル(約8億8700万円)、合計で9000万ニュージーランドドル(約53億1800万円)を拠出
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正:JQとTNZがそれぞれ1年あたり150万ニュージーランドドル(8800万円)、合計で900万ニュージーランドドル(約5億3200万円)を拠出