オーストラリア政観とJQ、需要喚起で提携、8億円投入へ
オーストラリア政府観光局(TA)とジェットスター航空(JQ)は、アジア太平洋地域でのオーストラリアの認知度向上を目的として、1000万豪ドル(約8億1000万円)のマーケティング事業の業務提携に合意した。提携期間は2014年半ばまでの3年間で、TAとJQが毎年少なくとも160万豪ドル(約1億3000万円)ずつ拠出。この予算を活用し、様々なマーケティング活動を展開する計画だ。
対象市場は日本と中国、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ニュージーランド。日本については、まずは200万豪ドル(約1億6000万円)を投じて市場の活性化をはかる考えで、11月からの展開を予定。詳細は後日発表するという。TAが展開する、「こんな体験したことある?オーストラリア」のキャッチフレーズをテーマとした「私のイチオシ」キャンペーンのコンテンツを、JQウェブサイトで掲載する試みも予定する。
TA本局局長のアンドリュー・マカボイ氏は、「今回の戦略的提携は、TAが継続実施しているアジアに特化した施策から発展したもの」としつつ、日本市場へのアプローチとしては新しいものとなるとコメント。TAとJQそれぞれが蓄積してきたスキルや専門知識、資産を活用し、需要喚起に繋げたい考えを示した。