ニュージーランド航空、地域路線強化、ATR72型機を発注
ニュージーランド航空(NZ)はこのほど、座席数68席のATR72-600型機を7機発注した。5機の追加オプションも盛り込んでおり、最大で2億7000万米ドルの投資となる。NZでは2003年以降、地域路線の旅客数が平均で5.6%ずつ伸びてきており、今回の発注も地域路線のさらなる強化をねらったものだ。
受納は初号機が2012年10月、2号機は同12月。2013年以降は毎年2機ずつ受納する計画だ。オプションは2014年から2016年までのデリバリーに対して有効という。すべて受注するとNZのATR機材数は現在の倍となり、年間で200万席を追加できるようになる。投入路線は、例えばオークランド/ネルソン線やオークランド/ニュープリマス線など、現時点でATR72-600型機よりも小さいボンバルディアQ300型機で運航している路線を想定している。
なお、NZは10月24日、地域路線強化の一環としてオークランド/パラパラウム線の運航を週18便で開始している。国内線では27番目の就航地。運航はNZの子会社で地域路線を運航するエア・ネルソンが担当する。パラパラウムのカピティ・コースト空港は10月24日にリニューアルオープンしている。