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渦潮にプラス 鳴門市でワクワク体験はじまる

浜に打ち上げられた天草でトコロテンを作ったり、特産のなると金時の芋掘りなど徳島県鳴門市で、地元の生活文化に触れ体験する観光プログラムが充実してきている。鳴門市のにぎわいを創出しようと今年春から同市地域雇用創造協議会が取り組んでいる。「渦潮だけではない、鳴門の旅の思い出づくりにしてほしい」と利用をアピールしている。

プログラムは、渦潮や大塚国際美術館、旅館ホテルが集まる大毛島で設定した。地元の土産物屋や農家、水産業を営む有志の協力で、アジやボウゼなど鳴門地魚での干物作りや鳴門ワカメの芯取り体験などのほか、藍染体験やシーカヤック、サーフィン教室など15のプログラムを設けた。いずれの体験スポットも約5キロ圏内に位置し、徒歩での移動もできレンタサイクルも用意している。

10月から受け入れを始め、大毛島の旅館ホテルに宿泊していた家族客が利用したそうだ。事業のマネージャーを務める塩﨑桂子さんによると、これから冬にかけての目玉は牡蠣の殻むきの体験。使った牡蠣むきナイフは持ち帰れて、その場で試食もできる。1人1千円という体験料金も魅力。一度に利用できるのは6人まで。

塩﨑さんは「どっぷりのグリーンツーリズムではなく、いずれも小1時間で体験できるものです。地方の文化や地域の人と触れ合う楽しさと豊かさをつまみ食いしてもらって、鳴門の思い出にしていただけたら」と話す。10月29日には、できたばかりのパンフレットを本四連絡道の淡路サービスエリアで配布する。


情報提供:トラベルニュース社