英米メディアで日本が高評価、満足度98.9%も
日本政府観光局(JNTO)によると、イギリスの高級日刊紙「ガーディアン」が発表した「ガーディアン・トラベル・アワード2011」で、長距離国別部門で日本が、海外都市別部門で東京がそれぞれ1位となった。これは読者の投票で満足度の高い観光地を決定するもので、合計22部門からなる。昨年は東京が海外都市別で初の1位、日本が長距離国別で2位となっており、今回初めて両部門同時に1位を受賞した。日本の満足度は98.9%、東京は98.2%であった。
ガーディアン旅行欄編集長は、「今回の受賞結果は、日本に旅行した人が皆日本を好きになって帰国したという証左だと思う。今回の受賞により、旅行デスティネーションとしての日本に対する興味関心が改めて高まり、日本観光の復興に役立つとともに、早期に日本への旅行者が戻ることにつながれば」とコメントしている。なお、長距離国別の2位以下はモルジブが2位、ペルーが3位。アジアではベトナムが5位にランクインした。海外都市別ではシドニーが2位、ケープタウンが3位であった。
一方、米国の大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」の読者人気投票では、京都が2011年アジア都市部門の1位に選ばれた。この人気投票は、2万8000人以上が参加し、都市、島嶼、ホテル、リゾート、航空会社、レンタカー会社、クルーズの各部門で、リーダーズ・チョイス・アワードと呼ばれる賞を授与するもの。京都は過去6年連続でトップ10入りし、2010年には2位に選ばれていたが、日本の都市が1位になるのはこれが初めてという。