JALパック×びゅう、「空地一体」で東北復興支援の新商品
ジャルパックとびゅうトラベルサービスは、東北方面への旅行需要の喚起を目的として、JALマイレージバンク会員向けの新商品「JALパック×びゅう」を企画した。日本航空(JL)の飛行機と東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道やバスを組み合わせた旅行商品で、東京発だけでなく大阪、福岡など西日本各地発も設定。全国から東北地方に旅行に出かけてもらい、復興支援に寄与するねらい。10月13日に2商品の販売を開始した後、季節ごとに新たな商品を展開していく計画だ。
今回の商品は「世界遺産平泉とリゾートしらかみで行く白神山地」と「世界遺産平泉と仙台」で、いずれも3日間の日程。JR東日本のリゾート列車「リゾートしらかみ」や、世界文化遺産に登録された平泉をめぐる「びゅうばす奥州平泉義経号」を利用するのが特徴。例えば、白神山地コースは秋田空港までは空路、秋田からはリゾートしらかみで移動。帰路は一ノ関駅から東北新幹線で東京駅に出てから、羽田発国内線で各地に出発する。
「JALパック×びゅう」の支払いは現金だけでなくJALマイルでも可能。新幹線が組み込まれた旅行商品の支払いに航空会社のマイルが利用できるのは今回が初という。
なお、JLグループでは東北の復興支援のため、津波によって米の栽培に影響が出た土地で綿を栽培して農業再生や雇用創出などをめざす「東北コットンプロジェクト」に参画。また、10月末には仙台市内で、9.11の後にニューヨーク市の市章をデザインした米国人芸術家のピーター・マルコ氏が復興への願いを込めた「マルコアート絵画展」を開催。同展覧会では東北コットンプロジェクトの写真展も併催する。