ピックアップ:JAM2011~震災後の回復とオーストラリアの新素材(1)

  • 2011年10月12日

▽南オーストラリア州政府観光局

南オーストラリア州政府観光局 市場開発部長-日本・アジア担当のマイケル・シーリガー氏  日本市場については、学生、シニアを中心に昨年の実績を上回り、好調に推移している。今後も引き続き、学生、女性、シニアをメインターゲットとし、首都圏のFITの取り込みにも力を入れていく。

 デスティネーションでは、自然と野生動物が楽しめるカンガルー島、素材ではワインとフードを訴求していく。カンガルー島については、オペラハウス、ウルル、グレートバリアリーフに並ぶ「オーストラリア第4のアイコン」として認知度を高めていきたい考えだ。また、オーストラリア・ワインの中心地であるバロッサ・バレーなどワイナリーを積極的に紹介。南オーストラリアらしい滞在方法を提案していく。


▽西オーストラリア州政府観光局

西オーストラリア州政府観光局 日本局長の吉澤英樹氏  震災後、訪日旅行が激減したため、週3便で運航していたパース/成田線が運休したものの、観光局では昨年7月から今年6月の予想を前年同期比1%増と見込んでいる。また、今年7月と8月の語学研修は前年と比較して倍以上に伸びているという。今後、観光局では直行便の再開を働きかけていくと同時に、シンガポール経由便なども積極的にアピールしていく考えだ。

 プロモーションでは、8月から11月末にかけて、引き続きワイルドフラワーを展開していく。今年は雨が多かったため、開花状況は例年以上だという。ターゲットは60歳以上がメイン。そのほか、50歳以上と30歳以上の母娘ペアにも注目していく。また、新しく世界遺産に登録されたニンガルーコーストのプロモーションも強化していく予定だ。