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JTB、「創エネ旅行」開始、12年度1万名めざす

  • 2011年10月10日

 ジェイティービー(JTB)はこのほど、国内の再生可能エネルギー拡大に貢献する「創エネ旅行」の販売を開始した。これは、通常の旅行代金に500円を追加して支払うと、東日本大震災の被災地で太陽光発電システムの設置などの支援に貢献できるもの。

 プログラムでは、諸経費を差し引いた400円分を、環境エネルギー政策研究所など25団体が展開する「つながり・ぬくもりプロジェクト」を通じて被災地のエネルギー支援に活用する。東北以外への旅行でも申し込みを受け付ける。希望する参加者には、プログラム参加証としてオリジナルリストバンドや証書も有料で配布、発行する。

 JTBでは、2007年から再生可能エネルギーの普及に貢献する「CO2ゼロ旅行」を提供。現在は延べ20万人以上に利用されているといい、創エネ旅行はこのノウハウを生かして開発したという。JTBグループが取り扱う法人や教育など団体旅行を対象に販売を進める。

 すでに、10月22日出発の16名の旅行で利用されているほか、11月にも160名の旅行で利用を予定。2012年度中に1万名の取り扱いをめざす。