HIS、「1 Travel for 1 Tree」、日本の森林保全プログラム開始
エイチ・アイ・エス(HIS)は10月1日、日本の森林の整備と保全、生物多様性の保全、地球温暖化防止への貢献を目的として、“日本の緑を守りたい。「1 Travel for 1 Tree」”プログラムを開始する。一般社団法人フォレストック協会と共同で取り組むもので、HISが顧客の旅行1回あたり1キログラムのCO2吸収量クレジットを取得。これは、1本の木を1ヶ月間サポートすることに相当するといい、面積にすると約3平方メートル分の森林保全整備を1年間支援することになるという。
昨年度、HISでは延べ約300万人を取り扱っており、このプログラムの導入により年間で約900万平方メートルの森林のサポートをめざす。初年度は、対象の森林として東日本大震災の被災地である東北地方と、台風の被害が大きかった和歌山県や奈良県、三重県などを優先的に支援する。
なお、フォレストック協会は対象となる日本の森林について、CO2吸収量を算定した上で「フォレストック認定」を付与。その上で、認定した森林のCO2吸収量に有価性を与えて販売流通を可能とし、協賛企業とともに森林整備保全の支援をしている。