ピーチ、ユニフォーム披露-低運賃と日本品質を改めてアピール
ピーチ・アビエーションは9月30日、JATA旅博2011の会場で、初めてユニフォームを披露した。ユニフォームはピーチのイメージカラー、紫とピンクを取り入れ、新しい航空会社であるピーチの若々しさとコンセプトである“cute&cool”を表現したという。代表取締役CEOの井上慎一氏は、「100点満点の仕上がり」と評価。すでに客室乗務員は約100名内定しており、10月以降、チームごとにわかれて入社する。当日は50社以上のメディアが取材に訪れており、日本初LCCの注目度の高さがうかがえた。
ピーチは2012年3月1日、関空/新千歳線に1日3便、関空/福岡線に1日4便で運航を開始する計画だ。さらに、国際線では2012年5月には関空/仁川線に就航し、1日1便で運航する予定だが、「収益や市場動向にあわせて(増便も)検討したい」(井上氏)と話している。運賃は、「LCCだと納得してもらえるレベル」を想定しており、11月に発表する予定だ。
全日空(NH)とエア・アジアが共同で設立するエアアジア・ジャパンとの競合については、「エアアジア・ジャパンはNHの連結子会社だがピーチは独立しているので意思決定もピーチ独自でおこなえる」として、ピーチのオリジナリティを重視。外国系LCCについても「ジャパンクオリティで差別化したい」と話しており、コストを抑えながら日本らしさを打ち出すための方法を検討中だ。
搭乗率は、「大体8割程度」との見通しを示しており、これからオンラインブッキングシステムの構築や日本向けのプロモーションなどをおこなっていく。