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タスマニア、10/11年度の日本人旅行者29%増、自然体験が人気

  • 2011年9月26日

 タスマニア州政府観光局によると、2010/2011年度(2010年7月1日~2011年6月30日)のタスマニアへの日本人旅行者数が前年比29%増の6200人となった。全世界からの総旅行者数は11%増の14万9900人であったことから、日本市場の伸び率は全体を上回る結果となった。

 東日本大震災の発生した3月以降も、タスマニアの秋シーズンである3月から5月を中心に順調に増加。特に、2010年に新たにポートアーサーやウールマーズエステートなどがオーストラリアの囚人遺跡群として世界遺産に登録されたことが、タスマニアの知名度向上につながったとの考えだ。

 訪問者の傾向としては、4割以上がタスマニアの世界遺産である原生林や国立公園など自然を体験する目的で訪れているという。旅行会社も2011年下期商品でハイキングや観光などのツアーを造成、販売しており、オーバーランドトラック、ワイングラスベイ、ベイオブファイヤーなどの代表的なハイキングコースが人気だという。

 また、日本人旅行者の出費額は年間総額で25%増の1000万豪ドルとなった。同局によると、ターゲットである富裕層が多く訪問したことなどが増加の要因としてあがるという。