スペシャリスト・インタビュー<DS>:エアニュージーランドトラベルサービス 渡辺さん

定番でないニュージーランドの魅力を伝えたい
ニーズに合わせた商品造成を

Q、実際に資格を取得してみていかがですか

これからもよりたくさんの方にニュージーランドに行ってほしいという渡辺さん。魅力ある商品造成に日々、取り組んでいる  一般的な情報やデスティネーションについては問題なかったのですが、年代や数値、深い歴史的な部分などについての問題は難しく、自分の知識が浅く広いものだったと認識できました。本当の意味でのスペシャリストになるにはもっと掘り下げないといけないと実感しましたね。私が直接お客様と接することはないのですが、ニュージーランド、そしてよい商品を提供するという意味では自信につながっています。

 ただ、お客様だけでなく業界内でもデスティネーション・スペシャリストの存在を知らない人がいるので、お客様向けにも業界向けにも認知度を高めることで、販売や取得者のモチベーションアップにつながると思います。


Q、ニュージーランドの魅力とはどのようなところでしょうか、また、おすすめの楽しみ方はありますか

 ニュージーランドは旅行に関する全てのものを持ち合わせた国だと思います。自然や世界遺産、ハイキング、パワースポット、アクティビティ、グルメなど。どんなテーマにもハマるんですね。日本人の思い描く“ザ・ニュージーランド”ではないニュージーランドがたくさんあるのですが、なかなか伝わらない。だからこそ弊社では、アレンジできるツアーや行程を8パターンの中から選べるプランを作ったりしています。

あと、人が優しいというのも魅力ですし、海外だけど、海外のような感じがしないという居心地の良さもあります。人との触れ合いや空気感などを味わうには、例えば、ニュージーランドスタイルの高級ロッジで贅沢な時間を過ごすなど、ゆったりした旅行もおすすめしたいですね。

もしくはレンタカーを借りて、ツアーでは行かない道やエリアを通ってみると、穴場スポットや秘密の場所が点在しているので探してみてもいいかもしれません。先日、友人が南島東海岸北部にあるカイコウラの少し先にあるオハウストリームウォークを訪れたところ、アザラシの赤ちゃんがたくさんいる滝壺を発見したそうです。本当に間近で見ることができるそうですよ。

 私は最北端のカイタイヤからベイオブアイランズの海岸線が印象に残っています。海もきれいでプライベートロッジもあって、“ザ・ニュージーランド”ではないけど、絶景で魚もおいしい、素敵なエリアです。こうしたところは素材としてとても魅力的ですが、日本人向けのツアーとすると専用車をチャーターする必要があり、値段が高くなってしまうのでツアーにするのは難しいですね。


Q、これからチャレンジしてみたいことや将来の夢はありますか

 一番は、より多くのお客様にニュージーランドのたくさんの魅力を知ってもらいたいということです。定番のニュージーランドではない魅力をどんどん紹介して広げたいですね。また、私はお菓子づくりが趣味なのですが、ニュージーランドでケーキ屋さんを開くのが夢です。肉や魚はもちろん、酪農国でもあるのでケーキに適した素材が豊富です。そうした素材を生かしてケーキをつくりたいですね。


-ありがとうございました