アクセスランキング、20代インタビューが初の1位

  • 2011年9月23日

[総評] 今週は、エス・ティー・ワールドで南太平洋・インド洋・オセアニアファクトリーマネージャーを務める水野絵美さんにご登場いただいた20代インタビューが1位になりました。

 トラベルビジョンでは、旅行関係企業の社長、支社長など組織のトップの「トップインタビュー」、トップではないけれども重要な役割を担っておられる方の「キーパーソンインタビュー」、デスティネーション・スペシャリストなどの資格取得者の「スペシャリストインタビュー」、そして20代応援企画の「20代インタビュー」を誌面で展開していますが、20代インタビューがアクセスランキングで1位になったのは今回が初めてで、おそらく20代の方が関わる記事が1位になったのも初ではないかと思います。

 もともと20代インタビューは、旅行業界の活性化には若手が活躍することが不可欠、との思いから、20代を中心とした旅行会社スタッフを応援するために始めたもので、このように多くの方に読んでいただけたことを嬉しく感じています。水野さんとは個人的に面識がありますが本当に才色兼備な方で、インタビューでもその一端をご紹介できたのではないかと思いますし、結果的には中堅以上のスタッフの方にも読んでいただける内容になっているはずです。

 内容は実際に記事をご覧いただくとして、私自身も原稿を読み、水野さんのようにご自身の考えと誇りを持って旅行業に取り組まれる方がますますご活躍されることが、これからの旅行業界にとって不可欠との思いを強くしました。トラベルビジョンではこれからも、所属されている旅行会社の規模の大小に関係なく、積極的に若手応援企画を推進していきますので、各社で広報をご担当なさっている皆様には是非ともご協力をお願いいたします。

 ところで、今週は台風15号が日本中で猛威をふるいましたが、皆様はご無事でしたでしょうか。当日の18時頃に様子を見に外に出てみたところ、雨脚は弱かったものの、風が信じられないほど大きな音で吹いており、思わず3月11日にビルや地面、電信柱など街全体が音を上げて震えていた光景がよみがえりました。台風12号も各地に爪痕を残していきましたし、今年は自然の恐ろしさを何度も思い知らされます。

 とはいえ、温暖化による影響の有無はわかりませんけれども、地理的な特徴から考えれば日本で天災が多いのはもともとでしょう。備えあれば憂いなし、といいますが、先人たちがそうしてきたように復興に取り組み、来るべき次の災害に備えて辛抱強く改善を進め、被害を少なくしていくしかありません。

 旅行業が防災に直接関わる機会は少ないかもしれませんが、国内旅行と訪日旅行は復興や地域活性化に貢献しますし、海外旅行は間違いなく最高の余暇活動の一つです。備えをこつこつと積み重ねたとしても、自然の「想定外」の力を考えれば万全の「備え」などありえませんから、「憂い」はなくなりません。天災に限らず「憂い」の多い世の中で、旅行に行ってこころから喜び楽しんでいただく――それこそが旅行業の役割、意義ではないかと思います。(松本)


▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2011年9月第4週:9月19日0時~9月22日18時)
第1位
20代インタビュー:エス・ティー・ワールドマネージャー水野絵美さん(29歳)(11/09/21)

第2位
タイ・スマイル航空、機体デザイン発表、TGロゴも採用(11/09/21)

第3位
中国南方航空、関空線週34便に大幅増便、広州は1日2便に(11/09/20)

第4位
タイ国際航空、関空発夕刻便を新設へ、中部も増便(11/09/19)

第5位
エクスペディア、ホテル販売でコミッション、エフネスと提携で(11/09/20)

第6位
日本/カナダ、オープンスカイと成田増便合意、以遠権自由化も(11/09/19)

第7位
トラファルガー、JTBと訪日進出模索-海外も多ブランド展開へ(11/09/20)

第8位
全日空、客室乗務員にiPad、合計6000台(11/09/21)

第9位
AF/KL、長距離機材を110機発注へ、A350とB787(11/09/21)

第10位
日本航空、機内でネット接続可能に、国際線で来夏から(11/09/21)