中国国際航空、上半期の売上高31%増、旅客数も好調
中国国際航空(CA)の2011年上半期(2011年1月1日~6月30日)の決算で、総売上高は前年比31.06%増の455億8000万元となった。これに対して、営業費用は燃油価格の高騰などもあり35.49%増の415億7000万円。このため、純利益は12.08%減の40億6000万円となった。
期間中の総旅客数は28.09%増の3365万人。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を23.09%増としたところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は25.99%増となり、ロードファクターは1.86ポイント増の80.75%となった。
なお、CA会長の孔棟氏は、「下半期も世界経済は不確実性の非常に高い状況が続く」と見通すコメントを発表し、欧米経済や燃油価格、中国国内での競争激化などに懸念を表明。ただし、「中国国内の安定した経済成長は航空業界に好機をもたらす」と期待も示し、サービス品質の向上などによる競争力の強化や、戦略的パートナーであるキャセイパシフィック航空(CX)との協力深化により、「安定した健全な発展を実現していく」と強調した。