コングレ、香港法人設立、4事業を柱に営業展開へ
大型コンベンションの企画や運営を手がけるコングレはこのほど香港に現地法人「全球博覧及会展管理有限公司/Global Expo & MICE Management(GEMM)」を設立し、9月26日に営業を開始する。コングレにとってグローバル成長戦略の一環といい、今後需要が見込まれる海外市場に向けて本格的に取り組む考えだ。香港の地理的優位性を活用し、特に中国の華南地区とASEAN、中東諸国での営業展開の拠点とする。
すでに上海万博で中国国家電網館やイタリア館などのパビリオンを運営するなどしてきた「エキスポ事業」のほか、国際会議や展示会など「MICE事業」、観光・文化・MICE関連施設の「管理運営事業」、「科学・文化企画展事業」を4つの柱として展開。すでに欧米系のMICE関連企業が香港を拠点として活動しており、市場は日本以上に発展し、成熟しているといい、そうした中で日本らしい顧客満足度の高いサービスを提供していくという。
なお、コングレは2002年には北京代表処を設立した他、2004年には100%外資企業として現地法人「康格会展(上海)有限公司(コングレ上海)」を設立。