西武トラベル、自動発券システム発表、11年末で200社めざす
西武トラベルは8月上旬から、国際航空券の予約、入金、発券まで自動でできるシステム「イージー・オンライン・チケット(EOT)」の旅行会社向け営業を開始した。これまでは電話で予約、発券を受け付けていたが、EOTによりインターネット環境があれば24時間365日どこでも予約発券できるようになる。対象はPEX運賃、IT運賃、特別仕切値の割引運賃のEOT Special、EOT MINIで、さらにフィリピン線では、フィリピン航空(PR)のIT運賃についても予約発券と持ち込み発券を可能とした。2011年内に登録旅行会社数200社、取り扱い記録500件をめざす。
EOTは西武トラベルが発行するIDパスワードで専用サイトにログインし、予約発券を実施するため、旅行会社がシステム導入する際の初期費用は無料で、申込後即日利用できる。使用料も無料となっており、発券ごとに発券管理料が課金されるシステムだ。サイトは利用者別に販売店本社、販売店箇所、販売店箇所社員の3階層に分け、売上などの管理の利便性を高めた。支払いは銀行振り込み、クレジットカード、インターネットバンキング、西武トラベルが運営するミリオンクラブで受け付け可能とした。
なお、西武トラベルではJATA旅博2011の旅のストリートにてEOTのデモを実施する予定だ。