KNTと日本旅行、国内共同企画第2弾は三重-販売目標15万名

  • 2011年9月16日

 近畿日本ツーリスト(KNT)と日本旅行は、国内旅行商品を共同企画する「地域を元気にするプロジェクト」第2弾として「き・ら・り 三重」を企画し、販売を開始する。今回は、三重県や近畿日本鉄道の協力を得た。2013年の伊勢神宮式年遷宮を控え注目が高まる三重県の観光素材を広くアピールすることで、三重県全体への送客をめざす。商品設定期間は10月1日から2012年3月30日までで、販売目標はKNT、日本旅行あわせて11%増の15万人に設定した。

 KNTではメイト、日本旅行では赤い風船で、同じ「き・ら・り 三重」の商品名で展開する。15万人の送客につなげるため、宿泊プランだけでなく、全ての宿泊地に大都市圏からのアクセスを組み合わせたプランを設定。首都圏、中部圏、関西圏、九州圏発の特別料金で設定したJR、近鉄セットプランを用意した。また、三重県全体へ送客するため、伊勢志摩地域をメインに東紀州、北勢、中南勢、伊賀といった5地域で商品を展開。例えば、北勢へは日帰りウォーキングプランとして「東海道のんびりウォーキング 関宿の町めぐり」を企画。重要伝統的建造物保存地区の関宿の街並みを歩いたり、関宿ランチをつけた。

 このほか、いなべ市の梅まつりや赤目四十八滝の紅葉など、季節ごとの観光情報や、鳥羽市相差神明神社「相差石神さん」といった三重のパワースポットなど人気の観光地を紹介する。また、宿泊プランでは昼食がセットになった1泊3食付きとし、オリジナル昼食として14種類の「みえランチ」を設定し当地グルメを満喫できるようにした。旅行代金は、伊勢神宮や松阪牛すき焼きの昼食などをつけた東京発「添乗員がご案内するこだわりの限定ツアー『伊勢神宮 古式ゆかしき参詣の旅3日間』」で、4名1室利用で大人1名あたり15万円。

 KNT、日本旅行の首都圏、中部、関西、九州地区の直営店舗と提携販売店で9月中旬から順次販売する。