トップツアー、7月の海外旅行取扱額は19.5%減-自社企画好調、71.3%増に

  • 2011年9月13日

 トップツアーの2011年7月の旅行総取扱額は、前年比8.4%減の88億9483万4000円となった。このうち、海外旅行は19.5%減の22億4544万円で、国内旅行は3.8%減の64億25万8000円となった。訪日旅行は東日本大震災発生以降、団体のキャンセルが続き大幅に落ち込んでいたが、7月は既存予約が予定通りに動いたこともあり、7.5%増の2億7797万7000円と前年を上回った。

 海外旅行の団体は、教育旅行が2.5%減とほぼ前年並みとなったが、一般団体が45.8%減となり、団体旅行全体では41.5%減と減少した。個人旅行は他社企画商品は15.8%減と前年を下回ったが、自社企画商品は、トップツアー創立55周年にともなうキャンペーンや特別商品の設定、商品数の増加などが奏功し、71.3%増となった。トップツアーによると、アジアを中心に近場のデスティネーションが好調で、9月までその傾向が続いているという。自社企画商品が牽引し、企画商品全体でも9.4%増と前年を上回った。その他の個人旅行は1.8%減となった。

 海外旅行の取扱人数は45.4%増と前年を上回った。このうち、団体旅行は52.9%減となったが、欧州・ロシアが94.9%増、台湾が46.9%増で前年を上回った。一方、企画商品は100.7%増と前年を大きく上回る結果となった。方面別ではグアム・サイパンが753.6%増、欧州・ロシアが628.6%増、台湾が668.6%増、韓国が74.5%増、ハワイが12.1%増となった。

 国内旅行は団体旅行が16.7%増となり、6月と同様に前年を上回った。種類別でも一般団体は16.3%増、教育団体は17.2%増とともに増加した。一方、企画商品は23.5%減、企画商品を除くその他の個人旅行は25.3%減と減少した。