ロサンゼルス、「文化」アピール-新カルチャーイベント開催で
ロサンゼルス観光局・ロサンゼルス国際空港(LACVB)は8月30日に、10月から始まるアート・イベント「パシフィック・スタンダード・タイム」の発表会を開催した。これは南カリフォルニアにある60ヶ所以上の文化施設が参加しておこなうカルチャー・イベントで、1945年から1980年のロサンゼルスの芸術を再評価し、どのように大きな影響を与えてきたのかに焦点を当てるもの。アートギャラリー、映画館、劇場などの各施設で、2011年10月から2012年4月まで開催する。
チケットは、各施設共通のパス「ユニバーサルチケット」と、VIPパッケージの2種類を用意。共通パスは260米ドルで、展示会18ヶ所のうち2ヶ所に入場することができ、約15軒のホテルとも提携している。また、VIPパッケージは交通手段を含め、20から30施設に入場できるチケットで10月の1週目に販売を開始するという。LACVBではウェブサイトでチケットや内容について紹介している。
また、同発表会ではカルチャーツーリズムのディスティネーションとしての素材も紹介。シルク・ドゥ・ソレイユ・マーケティング・PR担当でバイスプレジデントであるジョーダン・フィクセンバーク氏によると、コダックシアターで独占上演される新しいショー「IRIS」は、アクロバットやダンス、映像とライブミュージックなどを組みあわせた公演で、ステージからの距離も近くなっており、観客は一体感を体験できるという。10月25日までの開催で、週8回公演する予定だ。このほか、ロサンゼルス群立美術館(LACMA)がイベント期間中の展示について説明したほか、デルタ航空(DL)太平洋地区広報部長の岡田弘子氏は羽田/ロサンゼルス直行便について紹介した。
LACVBアジア・パシフィック地区代表の安達正浩氏は、ロサンゼルスで初めてのカルチャー・イベント開催となるため、「ロサンゼルスが文化的だということを多くの方に知ってもらいたい」と話した。特にウェブサイトを通じて販売する旅行会社にアピールする予定という。集客目標は立てないものの、「なるべく多く集客し、イベントを活性化させていきたい」と意気込んだ。