カンタス航空、10/11年度の税引前利益は46%増-ジェットスターも好調
カンタス航空(QF)によると、同グループの2010/2011年度(10年7月1日~11年6月30日)の総売上は前年比8%増の149億豪ドル(約1兆2141億6800万円)となった。基礎税引前利益(PBT)は46%増の5億5200万豪ドル(約449億8100万円)で、利払前税引前利益(EBIT)は2億2800万豪ドル(約185億7900万円)だった。同社によると、クライスト・チャーチや日本での地震、洪水などの自然災害により、2億2400万豪ドル(約182億5300万円)の財務的影響があったが、全セグメントにおいて収益が成長したという。
また、グループのジェットスター航空(JQ)は、総売上高が19%増の26億1300万豪ドル(約2129億2770万円)、EBITは総売上高の増加と燃油費を除くユニットコストの改善により、過去最高となる29%増の1億6900万豪ドル(約137億7100万円)となった。アジア太平洋地域のレジャー市場における競争力強化が成果につながったとの考え。座席供給数は国内線で23%増、国際線で9%増、ジェットスター・アジア航空(3K)で46%増となり、全体で19%の増加。乗客数は14%増となり、搭乗率は1.4ポイント減の77.8%増だった。