JATA旅博、144の国と地域が出展、出展コマ数は過去最大-商談会規模も拡大
日本旅行業協会(JATA)によると、8月24日現在、9月29日から10月2日にかけて開催するJATA国際観光フォーラム・旅博2011の出展国、地域は144となった。出展コマ数は過去最大の986コマだ。JATA事務局長の長谷川和芳氏は8月24日に開催された定例記者会見で「旅博をあらゆる意味で(旅行需要喚起のための)起爆剤としていきたい」と意気込みを述べた。
JATAによると、今年は東日本大震災からの復興を支援するため、国内ゾーンを大幅に拡大。震災の影響で日本観光振興協会が例年実施していた「旅フェア」が中止になったこともあり、国内からの出展者数が増加し、30の道府県から49の団体が出展するという。開催テーマも「旅は世界を元気にする~Traveling cheers up the world」に設定し、旅行業界一丸となって需要喚起をするための「合言葉」としたい考えだ。
記者会見では、9月29日、30日に実施するJATA大商談会についても説明。今年から2日間に規模を拡大しており、バイヤーである旅行会社は102社258名が参加する予定で、2010年の2倍以上だという。このうち地方からの参加者は25社46名となった。また、参加セラーも565社となった。
さらに、JATA旅博では今年初の取り組みとして、大商談会中にメディアミーティングを実施。29日にメディア各社と出展者との情報交換や商談の場を設定した。メディア50社程度の参加を見込んでいるという。