JTBグローバル、アメリカ人漫画家起用しプロモーション、訪日回復に向け
JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)は、震災後落ち込んだ訪日外客数の回復を目的に、訪日外国人向け旅行予約サイト「ジャパニカン」で、アメリカ人漫画家を起用したプロモーションを開始する。アニメや漫画に興味をもって日本を訪れる外国人が増えていることから、海外で受賞歴があり、日本でも連載経験のある日本在住のアメリカ人漫画家フェリーペ・スミス氏に日本でのツアーを体験してもらい、漫画でレポートしてもらうというもの。
漫画のレポートは「Japan Explorer Manga Series」と題し、第1弾はサンライズツアーで最も人気のある「富士箱根バスツアー」を取り上げる。スミス氏が実際に参加し、漫画のレポートをジャパニカンの英語版ウェブサイトに掲載する。JTBGMTでは、外国人になじみのあるタッチの漫画の表現により、文字や写真とは違う告知効果をねらうとしている。今後は自治体に向けても、地域プロモーションとして提案していく予定だ。
なお、日本政府観光局(JNTO)によると、訪日外客数は4月に前年比62%減となったが、6月には36%減に縮小し、回復しつつある。しかし、欧米からのアクセスが多い英語サイトの取り扱いは30%減にとどまっているという。