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楽天トラベル、第2四半期の営業利益7%増
-「震災影響なし」夏の需要が牽引

  • 2011年8月4日

 楽天トラベルの2011年12月期第2四半期(2011年4月1日~6月30日)決算で、売上高が前年比8.5%増の108億8800万円、営業利益は6.8%増の40億9300万円となった。楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は、東日本大震災の影響について、「(需要は)完全に戻った。夏が非常に良い」と述べた。東北への被災地支援を目的とした宿泊予約が7月、8月に多く入っており、夏の国内旅行は20.1%増で推移。このほか、海外ではグアムや韓国、ハワイを中心に販売が好調で、予約流通総額は14.2%増の1971億円となった。

 また、円高による影響について楽天トラベル代表取締役社長の岡武公士氏は、「韓国でもトップクラスのホテルから売れていく」といった特徴を説明。このほか、間際予約化が顕著で、引き続き夏の予約が好調に推移する見通しという。なお、四半期ベース(4月~6月)では、売上高は7.2%増の54億8500万円、営業利益は6.6%増の20億3200万円。予約流通総額は14.5%増の1040億円となった。

 今後の見通しについて三木谷氏は、全日空(NH)、日本航空(JL)とのダイナミックパッケージ商品やスマートフォン対応を進める中でさらなる伸びが期待できるとし、「第3四半期はより良い数字を出せると考えている」と自信を示した。

※訂正案内(2011年11月9日 19時50分)
・訂正箇所:第1段落第1文
誤:営業利益は6.8%増の40億3200万円となった。
 ↓
正:営業利益は6.8%増の40億9300万円となった。