成田、通期業績予想を上方修正-営業収益1664億円、純損失幅縮小見込む

  • 2011年8月4日

 成田国際空港(NAA)は、2012年3月期連結業績(2011年4月1日~2012年3月31日)の見通しについて、最近の航空取扱量の動向を踏まえ、5月11日の発表分から上方修正した。これは、第1四半期に空港使用料などが予想を上回って推移していることを受けたもの。空港使用料や旅客施設使用料、給油施設使用料収入などの増加により、営業収益は前回の見通しを48億円上回る1664億円(前年比:11.4%減)の見込みだ。

 営業利益は31億円から107億円に、経常損益は5億円の赤字から22億円の黒字(前年:234億円の黒字)に予想を修正した。当期純損益は32億円の赤字から22億円改善し、10億円の赤字(同:99億円の黒字)を予想。赤字幅が縮小する見通しだ。

 なお、航空取扱量も上方修正し、航空機発着回数は5.8%増の18万3000回、航空旅客数は4.1%増の2714万人、給油量は5.4%増の425万キロリットルとした。