ドイツ鉄道、新型車両「ICx」導入へ、16年から運行予定
ドイツ観光局によると、ドイツ鉄道はさきごろ、最新型車両「ICx」を最大で300車両導入する方針を固めた。すでに130車両は発注済みで、2016年はじめには都市間特急列車「インターシティー」と「ユーロシティー」の車両をICxに刷新していく計画。最終的にはICE1やICE2など初期のICE車両を入れ替えていく予定で、実現すれば都市間を走るドイツ鉄道の車両のうち70%をICxが占めることになる。
ICxは7両編成の「K1n」と10両編成の「K3s」があり、座席数はそれぞれ499席と724席。最高時速は時速230キロメートルと249キロメートルで、17席から23席のレストランやバーカウンター、家族向けエリア、自転車用エリア、バリアフリースペースを備える。車内も、余分な部分をできる限り削ってゆとりのある空間とするほか、座席も人間工学と運動学に基づいて座り心地を高めるという。
なお、ICxはドイツ国内だけでなくオーストリアやスイスなどへの乗り入れも念頭に置いているという。