日本航空、6月の国際線旅客数は37%減、利用率は68.5%に
日本航空(JL)の2011年6月の国際線旅客数は、前年比37.4%減の49万6537人となった。4月の47.0%減、5月の42.6%減と比較して回復してはいるものの、依然として落ち込みが続いている。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を27.9%減としたのに対し、有償旅客の輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は29.4%減となり、利用率は6.9ポイント減の68.5%となった。
路線別では、太平洋線の利用率が2.6ポイント減ながら81.1%と堅調。また、グアムは10.2ポイント増の75.6%となり、全路線の中で唯一利用率が向上した。
なお、国内線では、東北地方に運航した臨時便を含めて旅客数が22.4%減の214万2191人となり、国際線と同様3ヶ月連続で回復傾向を示している。RPKは29.0%減、ASKは26.6%減で、利用率は3.7ポイント増の61.4%となった。