エアニュージーランドトラベル、下期ツアー発売-独自性打ち出し需要獲得へ
エアニュージーランドトラベルサービスはこのほど、2011年度下期の募集型企画旅行の販売を開始した。同社では、2月にクライストチャーチ、3月に日本で発生した震災の影響を大きく受けたものの、すでに需要の落ち込みは底を打ったとしており、ニュージーランドがオンシーズンとなる下期に、独自性を明確にした商品を設定することで需要の取り込みをめざす考えだ。
例えば、FIT層を対象とした「ユア・トリップ」は国内線を組み込んだツアーで、クライストチャーチ、クイーンズタウン、ダニーデン、ネルソン、インバカーギル、ウェリントン、パーマストンノース、ネイピア、タウランガの9都市から好みの目的地を選択可能。これは、ニュージーランド航空(NZ)グループとして、NZのネットワークを活用するねらいという。
また、50代以上のシニア層を対象とした「はじめてハイキング8日間」と「海と山のハイキング8日間」も設定。これは、今年のニュージーランドへの旅行でハイキングがキーワードになるとの分析の上で、他社のツアーと差別化して、気軽に参加できる「ソフトアドベンチャー」としてハイキングを捉えたという。
このほか、40代以上の層を意識した周遊型の「北島ハイライト8日間」と「はじめてニュージーランド10日間」も設定。このうち、北島のコースでは、オークランド/ウェリントン間を結ぶ鉄道「オーバーランダー号」を利用し、世界遺産のトンガリロ国立公園で宿泊する内容とした。