カナダ大使館、被災した若者に留学プロジェクト、150名に無償提供
在日カナダ大使館は、被災した若者を対象とした「カナダ留学ホープ・プロジェクト」を開始する。同大使館では2009年度に日加修好80周年記念として留学奨励金の授与、2010年度には両国の架け橋となる人材育成を目的とした「日加リーダーシップ基金」の設立など、数々の教育プログラムを実施している。今年は、今後の復興の要となる被災地の若者に、カナダ留学を通してグローバルな視野を養い、日本の希望になってもらおうと企画。被災者で、かつ15歳から30歳の若者が対象で、150名に往復航空券と1ヶ月の語学研修、ホームステイまたは寮での滞在、留学保険を無償で提供する。留学は10月10日から可能だ。募集は7月22日から、カナダ大使館の公式ウェブサイトで開始する。
同プロジェクトは、サマンサタバサジャパンリミテッドの特別協賛、カナダの語学学校協会であるランゲージズ・カナダの協賛のほか、エア・カナダ(AC)の協力を得て実施するもの。サマンサタバサは1500万円を寄付し、ランゲージズ・カナダ加盟の21校の学校が授業料と宿泊を無償で提供。ACは特別航空運賃を提供する。ACはこれまでも実施している復興支援活動のひとつとして、同プロジェクトへの協力を決定したという。