国内の島への旅行経験者は2割、行きたい島に小笠原諸島も-JTBたびQ調査
ジェイティービー(JTB)がこのほど実施した国内の島への旅行に関するアンケートによると、過去3年間で国内の島に宿泊を伴う旅行をした人は23%で、ない人は77%であった。また、今回の調査は小笠原諸島が世界自然遺産に登録される前に実施したが、今後一番行きたい島について聞いた質問では、1位が屋久島、2位が石垣島となり、3位に小笠原諸島がランクインした。小笠原諸島については、その島にしかない動植物がある、海がきれいといった理由を挙げる人が多かった。JTBによると、世界遺産登録後ツアーの申し込み数が前年を上回るなど好調に推移しているという。
過去3年間に旅行をしたことが「ある」と回答した人が訪れた島では石垣島が最も多く、2番目が宮古島、3番目が西表島となり、上位3位全て沖縄となった。また、1人で隣島を複数挙げるケースもあったという。島の魅力は何か、との質問では、海がきれいが最も多く、ゆっくり、のんびり過ごせる、非日常感、開放感があるなど、都会での生活や日常生活から離れられることも魅力となっているようだ。
このほか、島に旅行する際にどのような情報があれば行きやすくなるか、という質問に対しては、島へのアクセスや交通手段の情報が欲しいが最も多く、次いで、宿泊施設、観光施設、食事場所のほか、島内の交通手段などの現地情報、気候や気象情報といった国内旅行へ行く際の情報ではなく海外旅行に行く際の情報提供といったものを求められているようだ。今回の調査は、5月26日から6月2日まで実施し、男性5410名、女性3603名、不明321名の回答を得た。