ジャルパック、下期海外は3%増の13.6万人販売へ-ハワイ、欧州を強化
ジャルパックは7月21日、JALパック下期海外商品の販売を開始した。今回は出発60日前までに予約すると隣の並び席や近くの座席を用意する「早決60」を実施。また、アメリカ、オーストラリア、アジア、中国、台湾では特別企画を盛り込んだほか、特にヨーロッパとハワイを強化した。下期は前年比3%増となる13万6100人の販売をめざす。
アメリカの特別企画では、フロリダのセブンマイルブリッジを渡り、アメリカ本土最南端の島キーウエストへ向かう6日間のツアーや、ベトナム中部のホイアンにゆったり滞在する6日間のコースなど、人気スポットや企画担当者のおすすめの観光要素を組み込んだツアーを用意した。
注力したヨーロッパ商品では特にパリのオペラ地区を基点にパリを巡るツアーをそろえた。パリは日本航空(JL)が成田発の昼便と羽田発の夜便を毎日運航しており、羽田発着であれば往復ともに日本各地から同日乗り継ぎできるメリットがある。また、オペラ座があるオペラ地区はパリの中心部に位置しており、店舗やレストランが豊富で、地下鉄の路線も多いため市内観光に便利だと判断。さらに、顧客や添乗員からオペラ地区に宿泊したいという意見も多かったことから、プチホテルからデラックスホテルまで30ホテルを仕入れ、ニーズにあわせて選べるよう工夫した。
また、強みを持つハワイでは、シェラトンホテルズとの独自プログラムをさらに強化し、電子マネー「リゾートカード」付きコースを充実させ、最高480米ドル分利用可能なコースを設定したり、滞在中ホテル内のビーチバーでソフトドリンク飲み放題などのサービスを組み込んだ。また、オリジナル観光「ホクレア」では1月から3月の毎週月曜、水曜、金曜の期間限定でマカプウ岬ハイキング&カハラ・モールショッピングを加えた。このほか、モアナサーフライダー・ウェスティン・リゾート&スパで、ワイキキ・ビーチとダイヤモンド・ヘッド、夜景を眺めることのできる客室を事前確約するコースなど、“JALパックだけが用意できる部屋”も多数用意した。
▽ジャルパック 2011年度下期方面別人数
ハワイ/5万1600人/2%減
アメリカ/8900人/1%減
ヨーロッパ/1万3000人/11%減
アジア(香港含む)/2万8200人/10%増
オセアニア/7700人/38%増
ミクロネシア/1万2400人/1%増
中国/3700人/67%増
台湾/1万600人/6%増
合計/13万6100人/3%増