メリディアーナ・フライ、夏のチャーター初便ほぼ満席-設定11便、完売近く
イタリアのメリディアーナ・フライ航空(IG)が運航する今夏のチャーター便の初便が7月16日、成田からミラノに出発した。販売座席数280席のうち、旅客数は277人のほぼ満席と好調だ。日本の独占販売代理店である丸紅エアロスペースシニアマネージャーの犬塚耕一氏によると、7月16日から9月24日まで成田発を10本、福岡発を1本設定しているが、どれもほぼ完売していることから「今後のチャーター便の先行きも心配なく、何事も順調に進むと自信を持てた」という。
成田発はエイチ・アイ・エス(HIS)、クラブツーリズム、日本旅行が販売。行きは成田発ミラノ着便で、帰りはローマ発成田便となる。また、阪急交通社九州営業本部は9月24日に出発する福岡発のパッケージツアーを販売。行きは福岡発ミラノ着で、地中海クルーズを経てローマ発福岡着で10月8日に帰国する2週間のツアーだ。犬塚氏によると「2、3週間くらい前の時点では、すでに90%以上埋まっていると聞いている」という。
今後は「ある程度、当チャーターを運航した段階で各旅行会社から一定の評価を得られれば、来年に向けた取り組みを各社と進めていきたい」考え。7月末をめどに旅行会社各社とミーティングをおこない、来年以降のチャーターの実施について話し合いを進めていく予定だという。犬塚氏によると、今年と同じくミラノやローマへのチャーターを飛ばしたい考えで、本数の増加にも意欲を示した。
なお、前日の15日にはチャーター便の成功を期して、丸紅エアロスペースが初便のクルー全員、用機者である旅行会社各社、空港ハンドリング担当のスイスポートジャパンらを招き、キックオフパーティーを開催。犬塚氏によると、IGは初便のために、経験豊富なスタッフを投入するなど、万全の体制で臨んでいるという。