楽天、海外旅行が34.6%増と好調に推移-近場アジアが人気、連泊も
楽天トラベルによると、7月16日から8月31日までの夏休み期間の海外旅行予約が好調だ。海外全体で34.6%増で推移しており、ダイナミックパッケージのみでは126.0%増と大幅に拡大している。国内、海外同時に展開した販促キャンペーンが奏功。東日本大震災以降は一時的に需要が低迷していたが、ゴールデンウィーク明けから震災前の水準に近づいてきているという。
また、今年は長期休暇取得促進や休暇分散、土日出勤や土日の工場稼働などがおこなわれており、こうした取り組みを背景に旅行ニーズが多様化。楽天トラベルでは、ダイナミックパッケージについての認知が向上し、自由に組み立てられる商品がこうした多様な旅行ニーズに対応できたと分析している。
方面別でみると、タイが59.0%増、韓国が49.7%増、台湾が47.4%増と近場のアジアが人気で、アメリカやカナダといった北米や上海万博の反動のある中国は伸び悩んでいるという。また、海外旅行では10連泊以上の予約が39.7%増と堅調で、新たな連泊需要も取り込んでいる。
顧客層別に見ると、3人以上で利用する子連れファミリーなどの予約が多いく、今後も間際化が進むと予想。楽天トラベルでは、2泊以上で食事を1回無料にしたり連泊すると部屋をアップグレードしたりするといった取り組みも展開中だ。