ルック下期、西日本発は6%増の17万人めざす-離島コースなどハワイが充実
JTB西日本は7月14日に販売を開始したルックJTBの西日本発着下期商品で、前年比6%増となる17万3000人の販売をめざす。下期商品では、ハワイ商品に離島コースのパンフレットを新たに作成したり、ベストシーズンを迎えるニュージーランドやオーストラリアの商品を設定。また、スペインとモロッコ、マルタとドバイ、といったコンビネーションツアーなども用意した。
特に、ハワイアン航空(HA)が7月13日に関空/ホノルル線を就航したことで座席供給量が40%増と大幅に拡大したハワイ商品に注力。離島コースのパンフレットを新たに作成するなどし、ハワイ全体で7%増の3万4000人の販売をめざす。オセアニア方面では、ニュージーランドで企画内容を新たにマウントクックやクイーンズタウンに連泊するコースを設定。テカポ星空案内ツアーなど追加代金なしで用意している。
ヨーロッパでは、雰囲気の違う国を一度で旅行できるよう、コンビネーションツアーを企画。例えば、スペイン・モロッコハイライト10日間では、ヨーロッパからアフリカ北端へジブラルタル海峡を渡る。旅行代金は31万9900円から44万9000円に設定した。このほか、祭りやコンサートなど、テーマ別コースも拡充。毎年完売となるウィーンフィルニューイヤーズ・イブ・コンサートの個人型ツアーを、今年は関空発で新たに添乗員同行ツアーとして発売。12月28日出発限定で98万円で設定した。
方面別の下期目標人数は、ハワイが17%増の3万4000人、ミクロネシアが8%減の3万1000人、アメリカが13%増の3000人、ヨーロッパが12%増の2万1000人、6%増の7万3000人、中国が28%減の3000人、オセアニアが22%増の8000人。また、JTB西日本によると、11年度上期はゴールデンウィークを中心に先行予約が好調に推移していたものの、東日本大震災の影響で新規予約が減少。しかし、6月以降の予約人数は前年を上回り、夏休みの旅行需要が回復傾向にあるとし、上期販売人数は2%増の16万1000人と見込んでおり、通年で4%増の33万4000人の販売をめざす。