デルタ航空、成田/パラオ線を一時運休-9月末から約3ヶ月、1月以降の商品造成を
デルタ航空(DL)は成田/パラオ線を9月末から12月末まで一時運休する。DL太平洋地区広報部は運休の理由として、東日本大震災以降の需要の低迷や、燃油サーチャージの高騰などを挙げる。9月23日の成田発パラオ行き、9月24日のパラオ発成田行きの運航を最後に運休し、12月28日から週3便で再開する計画だ。
DLは2010年12月から同路線を週4便で運航していたが、4月以降は需要動向にあわせ週3便に変更。その後、東日本大震災の影響により需要が伸び悩み、予約状況に応じて需要の低い日程は一部フライトをキャンセルするなど対応していた。8月は週3便で運航するが、9月2日から23日までは週2便で運航する。
すでに旅行会社に対して説明を始めており、既存予約の振り替えについても手数料無しでの予約変更など個別に対応している。1月以降はパラオのダイビング需要がピークを迎えるため、12月末の運航再開を見込んだツアー造成へ意欲的な旅行会社もあるという。DLでは、今回は一時運休を決定したもののパラオ線の販売に長期的に注力していく考えを示しており、今後も旅行会社に対し商品造成を呼びかけるとともに、プロモーションを実施し需要喚起をはかる。