香港政観とJATAVWC、社員・報奨旅行セミナー開催-初心者向けに
香港政府観光局(HKTB)と日本旅行業協会(JATA)VWC2000万人推進室は6月29日、旅行会社の新入社員から入社4年目程度までの初心者を対象に香港社員旅行、報奨旅行セミナーを開催した。HKTBシニア・マーケティング・エグゼクティブ・東日本の古谷剛氏は「団体旅行はパーティープランが重要」と述べ、「その国独自の演出や、特別感があるものが入っていて、顧客のニーズに合えば受注に結びつく」ことから、香港の特色を活かした社員旅行、報奨旅行に活用できる素材を提案した。
古谷氏は開業5周年キャンペーンを展開している香港ディズニーランドや、2011年にオーシャンパーク内に誕生した海洋アトラクション「アクアシティ」、2011年4月にオープンした118階建ての高層ビル、インターナショナル・コマース・センター(ICC)などの素材を紹介。また、今年6月に発行した「香港MICEガイド2011-2012」について、MICEそれぞれに適応したパーティープランやベニューを掲載していることから、参加者に活用を呼びかけた。なお、同様の内容をウェブサイトでも提供しているという。
さらに、古谷氏はコンベンションへの送客についても言及。国際会議を実施する機関の本部はほとんど日本にないことから、主催側をターゲットにするのは難しいとし、コンベンションの参加者を探すことがビジネスにつながると提案。「コンベンションに関係する企業や病院、組織などの団体にセールスに行ってください」と呼びかけた。
セミナーではディズニー・デスティネーション・インターナショナル、ウォルト・ディズニー・ジャパンの加納雄一郎氏も登壇し、香港ディズニーランドの団体向けプランを紹介した。同氏はパーク内のレストラン、エリア、パーク全体の貸切が可能で、レストランは50名から貸切できるなど、比較的少人数でも利用できるとメリットをアピール。また、団体貸切用のプランを利用する場合は、通常では難しいアルコール類も提供可能だという。
さらに、加納氏は開業5周年記念特典の活用を提案した。2011年1月21日から12月31日までの期間に、香港ディズニーランドのパーティープランを50名以上の団体で利用すると、5周年限定特製雨傘、もしくはボールペンを参加者全員にプレゼントする。2011年1月1日以降の予約が対象となるという。