ハウステンボス、中間決算で黒字転換、入場者3割増で-通年予想を上方修正
ハウステンボス(HTB)の2011年9月期中間期(2010年10月~2011年3月)の決算で、売上高が前年比24%増の58億1400万円となり、営業損益が2億7600万円の黒字(前年:10億5700万円の赤字)、経常損益が6億9000万円の黒字(同:10億2400万円の赤字)と黒字転換した。10月に「ガーデニング2010ナガサキ」を初開催したほか、11月から2月までイルミネーション「光の王国」を展開するなどし、入場者数が29%増の87万1000人、宿泊者数が7%増の11万8000人と増加したため。入場者数のうち、海外客数は18%増の9万4000人であった。
また、エイチ・アイ・エス(HIS)などが経営権を承継して以降の、2010年4月から2011年3月までの年間事業損益でも、佐世保市再生交付金の収益を除いた営業損益ベースで1億3600万円の黒字(同:17億8000万円の赤字)、営業損益は10億9300万円の黒字(同:17億1000万円の赤字)となった。
2011年9月期通期の見通しとしては、入場者数が20.1%増の185万人、宿泊者数が20.0%増の30万人を予測。売上高は21.3%増の125億円の予想で、営業利益は当初計画値の1億円の赤字から6億円の黒字に、経常利益は8億円の黒字を15億円の黒字に引き上げている。