近畿日本ツーリスト、列車貸切プラン発売-メイト39周年記念特別企画で

  • 2011年6月23日

 近畿日本ツーリスト(KNT)関西広報によると、メイト39周年を記念し、京都、新大阪、大阪駅発着などの専用貸切列車を利用する特別企画を実施する。通常は大阪/札幌間を走る寝台特急、トワイライトエクスプレスを貸し切り山陽路で利用するプランや、特急こうのとり号、特急くろしお号を同じく貸し切りで利用する商品を造成。すでに販売を開始しており、一部完売している商品もあるという。

 トワイライトエクスプレスを貸し切るコースは、「SLやまぐち号完全走破と宮島水族館・大和ミュージアム3日間」、「柳川・湯布院と話題の竜馬ゆかりの地長崎 九州横断4日間」など全7コース。5月末から販売を開始し、現在復路のみトワイライトエクスプレスを利用する3コースのうち、低価格帯のBコンパートメント利用商品が完売。KNT関西広報によると、関西エリアではもともと九州や山陽方面へのツアーが人気で、同商品も例年と同様に販売が好調に推移している。

 そのほか、特急こうのとり号を貸し切る城崎温泉プランや、特急くろしお号を貸し切る白浜のプランを設定。いずれも、各宿泊機関の宿泊代金に3900円を追加するだけでメイト専用の貸し切り列車に乗車できるようにした。間際予約化が進んでいることや、夏休み期間中にトワイライトエクスプレスを貸し切りで設定した旅行会社がKNTのみという点からも、今後の販売拡大に期待する。