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トルコ航空、イタリアへ乗継利便向上-ネットワークキャリアの存在感高める

  • 2011年6月22日
TK日本支社長 トゥーバ・トプタン・ヤブズ氏

 トルコ航空(TK)によると、6月末から8月にかけてイタリア就航都市がこれまでの5都市から7都市へ拡大し、成田/イスタンブール線はローマ、ミラノでの同日乗り継ぎが往復ともに可能となる。6月21日にはミラノからメフメット・ファティヒ・オズルク支社長とヴェニスからケレム・サルプ支社長が来日し、プレスミーティングを開催。日本市場向けにイスタンブールをハブとしたイタリアへの乗り継ぎ利便向上をアピールした。TK日本支社長のトゥーバ・トプタン・ヤブズ氏は、「イスタンブールをハブとするネットワークキャリアとしてTKを定着させたい」と話しており、TKを利用したイタリア商品の造成を促すとともに業界向けセミナーの開催などによりネットワークキャリアとしての存在感を高めるねらいだ。

 イタリアの就航都市はこれまでのミラノ、ヴェニス、ボローニャ、ローマ、ジェノバに加え、6月28日にはナポリ、8月にはトリノが加わる。このうち、1日4便運航しているミラノ線と1日3便運航しているローマ線は往復、ヴェニスは復路のみ、成田/イスタンブール線との同日乗り継ぎが可能だ。また、いずれの路線も機材はボーイングB737型機もしくはエアバスA320型機を使用しており、エコノミークラスを150席から180席程度有しているためパッケージツアーでも座席を確保しやすいという。

 TKは以前からイスタンブールをハブとするネットワーク拡大に力を入れており、成田路線では3月28日から運航スケジュールを変更し、ヨーロッパでの同日乗り継ぎ可能都市を2都市から19都市へ拡充。イタリアの同日乗り継ぎ可能都市は2都市だが、日本人の旅行需要が高く、季節問わず楽しめる観光要素や文化的要素がそろうため、「通年で販売できるデスティネーション」(ヤブズ氏)として販売を強化する。