トップツアー、4月の海外旅行取扱額は34%減-震災響く、取扱人数は13%増
トップツアーによると、2011年4月の旅行総取扱額は、前年比37.1%減の53億6257万1000円となり、3月に引き続き東日本大震災の影響を受けて減少した。このうち、海外旅行は33.7%減の13億8455万4000円、国内旅行は37.9%減の38億2762万6000円となった。訪日旅行では、震災に加えて福島第一原子力発電所の事故による風評被害が影響し、76.3%減の4222万円となった。
海外旅行は教育旅行団体が44.3%増と増加したが、一般団体は震災による取り消しや延期の影響で75.6%減と前年を大幅に下回り、団体旅行全体は63.4%減となった。個人旅行も他社企画商品が29.0%減、自社企画商品が24.6%減となり、企画商品全体で29.6%減と減少した。その他の個人旅行は7.7%減となった。
一方、海外旅行の取扱人数は12.8%増と前年を上回った。団体旅行は76.9%減となり、全方面で前年を下回ったが、企画商品全体では、前年造成していなかった方面の影響もあり、87.0%増と大幅に増加した。方面別ではシンガポール、台湾、欧州・ロシア、グアム・サイパン、ハワイが前年を超える結果となった。
国内旅行は団体旅行が38.2%減で、このうち一般団体が28.1%減、教育旅行団体が44.1%減となった。企画商品は44.3%減、企画商品を除くその他の個人旅行は35.3%減だった。