仙台空港発の海外旅行商品が販売、チャーター便利用や臨時便利用で
仙台空港の国際線運航再開にあわせ、仙台空港発の海外旅行商品の販売が再開されている。仙台空港の国際線再開については5月24日の閣議で、定期便は7月25日、国際チャーター便は6月下旬からの就航を可能とする暫定措置を決定。これを受け、一部の旅行会社では仙台空港国際利用の商品を設定している。
JTB東北では5月27日、ハイフライ航空(5K)チャーター便を利用した「夏彩ヨーロッパ」の販売を開始。6月23日と7月9日の2出発日で、6月23日出発はスペインの3コース、7月9日出発はイタリア2コースとドイツとイタリアの1コースだ。また、7月20日出発のエーデルワイス航空(WK)のチャーター便を利用した「ベストルートスイス8日間」も設定。いずれの商品も震災前に発売しており、リピーターを中心に好調な集客であったが、震災後にはほとんどがキャンセルとなった。しかし、販売再開後は毎日、集客数が伸びているという。
さらにJTBでは震災後の新商品として、9月19日出発のハワイ6日間「ルックJTB仙台空港から行こうハワイ」を、日本航空(JL)のチャーター便利用で設定。このほか、コンチネンタル航空(CO)臨時便利用のグアム4日間を7月25日、7月28日、9月15日、9月18日、9月22日出発で設定した。また、アシアナ航空(OZ)臨時便利用の商品を、7月下旬と9月下旬に計画しているという。
また、近畿日本ツーリスト(KNT)では、復興記念商品として、コンチネンタル航空(CO)の臨時便を利用したグアムツアーを7月25日、28日の2出発日で販売する。すでに問い合わせはあるものの、需要動向については今後の状況を見極める必要がある。このほか、WKチャーター便を利用したスイスの商品を震災前に設定しており、現在も継続して販売中。出発日は6月29日、7月20日で、いずれも催行は決定している。
なお、仙台空港ではウェブサイト上で仙台空港発着のチャーター便を紹介しており、今後も順次掲載していく。