観光庁、ボランティアツアーを推進、JATAなどに要請
観光庁は被災地でのボランティア活動と観光を組み合わせた、ボランティアツアーを推進する。5月27日に、内閣総理大臣補佐官(ボランティア担当)の辻元清美氏が、ボランティア活動と地域観光振興をセットにした「ボランティア・ツーリズム」の推進を要請しており、これを受けて観光庁では同日のうちに日本旅行業協会(JATA)および全国旅行業協会(ANTA)に各会員による取り組みを要請。すでに市場では、JATA会員やANTA会員をはじめとするボランティアツアーが企画されており、観光庁の取りまとめでは現在、共同企画を含め7社による8商品が販売されている。
ボランティア・ツーリズムでは、多くの人々がボランティア活動に参加し、さらに被災地周辺の観光地を訪問することで、被災地の経済的復興に寄与することが期待される。今後は内閣官房震災ボランティア連携室と連携し、ボランティアツアーを推進していくとしており、ボランティアツアー商品は順次、内閣官房震災ボランティア連携室のプロジェクトである「助けあいジャパン」サイト上で掲載される。
▽助けあいジャパン
http://tasukeaijapan.jp/