ブリティッシュ・エアウェイズ、英国貿易投資総省と合同でキャンペーン展開

  • 2011年6月7日
駐日英国大使のディビッド・ウォレン氏

 ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)と英国貿易投資総省(UKTI)は合同で、「がんばれ英日本! Reassure and Rebuild」と題したビジネス・キャンペーンを実施する。東日本大震災の影響と原発問題の拡大で海外からの投資が激減し、震災前と比較すると英国からの渡航者が半減している日本の現状を受け、日本経済を活性化し、日英間のビジネス活動をさらに活発にしようというもの。登壇した駐日英国大使のディビッド・ウォレン氏は、「日英の政府と産業界が協力した、このキャンペーンの効果に期待する」と挨拶した。また、来日した英国ビジネス・イノベーション省大臣のヴィンス・ケーブル氏は、「英国企業に対して、日本がビジネスに開かれていることを、直接日本に来て確かめるよう働きかけたい」と話した。

 キャンペーンは、「英国の企業に対して、日本は東日本大震災後も安全で、ビジネスに開かれた市場であることを伝える」「貿易、投資、R&D(研究開発)分野での協力を通じて、日本経済の活性化を支援する」「日英の貿易・投資関係を促進するために、相手と直接会う従来型のコミュニケーションを推奨する」ことを目的に展開する。

ブリティッシュ・エアウェイズ コマーシャル・ディレクター デュルー・クローリー氏

 BAコマーシャル・ディレクターのデュルー・クローリー氏によると、BAはキャンペーンに対する支援として、日英間のビジネスクラス「クラブ・ワールド」の往復航空券計50枚を提供。このうち20枚は、ビジネス計画書の提出による応募から選出された日本企業に割り当てられ、あわせてヒルトン・ホテル2泊分の無料宿泊も提供する。応募受付期間は6月30日まで。このほか10枚は日本企業の代表者、10枚はUKTIの職員および日本のメディア、5枚は英国のメディア、5枚は日本市場に新規参入する英国企業に割り当てられる。また、ヒルトン・ワールドワイドはキャンペーンを支援して、ロンドンでの40泊に加え、コンラッド東京およびヒルトン東京の宿泊を、各10泊無料で提供する。