4月の国際線需要、全世界で16.5%増-IATA調査、日本は20%減に
国際航空運送協会(IATA)によると、4月の全世界の国際線旅客需要は、16.5%増と好調に推移した。前年に欧州で発生した火山噴火からの反動もあるものの、経済危機前の2008年前半と比べても7%増で推移したという。座席供給量が16.8%増であったため、ロードファクターは0.1ポイント減の76.7%と微減した。
一方、日本市場は東日本大震災の影響で前年比20%減と苦戦。このため、アジア太平洋地域全体の需要も5.1%増に留まった。ただし、アジア太平洋地域の3月の数値は0.6%減で、回復傾向が見られる。
なお、日本の国内線需要は31%減で、これに対して座席供給量は15.9%減であったため、ロードファクターは47.4%と低迷した。