カリフォルニア、2010年の日本人渡航者数は18%増
-キャンペーンが奏功

  • 2011年6月3日

 カリフォルニア州観光局によると、2010年の日本人渡航者数は前年比18%増の54万5000人となった。同局によると、羽田発着のロサンゼルス線とサンフランシスコ線の開設や円高が渡航者増に繋がったとの考えだ。渡航者数のうち、観光を目的とした渡航者は29万4300人となり、全体の54%を占めた。カリフォルニア州観光局では2010年9月から需要喚起を目的に「かなえる☆カリフォルニア」ドリームキャンペーンを実施。第1弾、第2弾ともに2000件以上の応募があり、こうした成果が観光目的の渡航者の増加に繋がったとの分析だ。

 同キャンペーンは「カリフォルニア=夢がかなう場所」とイメージ付け、カリフォルニアのライフスタイルを訴求し、渡航需要の喚起をはかるもの。第1弾ではカリフォルニアでかなえたい夢を投稿してもらい、当選者1名のプランを実際にかなえ、体験レポートをウェブサイト上に公開した。第2弾は2月末日までにアンケートに答えた応募者から当選者1名を決定。ハリウッド・エンタテイメント・スペシャル体験ツアーに招待する。当選者は6月中旬に渡航する予定で、体験レポートは7月中にウェブサイトに公開する計画だ。第3弾も実施する予定で、テーマや実施時期について現在検討中だという。