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バンクーバーマラソンに日本人233名、チャリティイベントも

  • 2011年5月31日

 ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)観光局によると、5月1日に開催された第40回バンクーバーマラソンに、日本人233名が参加した。前年比では微増に留まったが、国別の参加人数では地元カナダとアメリカに次ぐ第3位。東日本大震災によるキャンセルもあったが、逆に国内でのマラソン大会中止のため、直前のエントリーもあった。また、日本人ランナーの中には、日の丸にメッセージを書いたTシャツを来たり、メッセージ入りの折り鶴を沿道の人々やランナーに配りながら走った人もいたという。

 BC州観光局では2008年からバンクーバーマラソンのプロモーションを実施。日本語ウェブサイトの開設やスポーツクラブとのタイアップ、ランニング雑誌やラジオなどメディア展開などに取り組んできたところ。プロモーション前と比較して「着実に日本人ランナーが増加」していると効果を実感しつつ、今後の増加には「航空座席の確保が課題」としている。

 来年は5月6日開催で、BC州観光局も日本人ランナーの増加に向けた活動を開始。6月には「バンクーバーマラソンファンクラブ」を立ち上げ、1ヶ月から2ヶ月に1回、皇居でのラン&懇親会を開催。ランニングコーチの金哲彦さんのゲスト参加や、エントリーフィープレゼントなどの特典を用意している。

 なお、BC州観光局では、今年のバンクーバーマラソンに合わせて、複数のチャリティーを実施。マラソン後のフィニッシャーズパーティーでは会費を全額被災地への義援金としたほか、金氏の著書やチャリティーTシャツなども販売。さらに、マラソン参加者のために日本とカナダの国旗や「Unity with Japan」の文字、ハチドリの図柄をあしらったリストバンドを作成。ハチドリは、カナダ先住民にとって、愛や不滅などの意味があるという。