近畿日本ツーリスト（KNT）は5月27日、ホリデイの夏休み商品として、「ロングバカンス」シリーズと「クールバカンス」シリーズの販売を開始する。ロングバカンスは、夏休みの長期休暇取得にともなう新規需要を見込み設定。クールバカンスは節電などで例年よりも暑さを感じる日本の夏から抜け出すよう涼しさをテーマに企画した。いずれも方面ごとの専用パンフレットで展開する。

　ロングバカンスシリーズでは、ハワイやグアム、カンクン、アジア、アメリカ、ヨーロッパなど、10種類の方面別パンフレットを用意し、7日間から最大22日間の旅行日数を選ぶことができるようにした。方面ごとに電子レンジ付きの客室に宿泊するプランや、キッチン付きのコンドミニアムに宿泊するプランなど、長期滞在を楽しめるよう企画した。例えば、ロングバカンスアジアでは7月1日から10月31日まで設定し、7日間から22日間の旅行日数を選択できる。毎日付く朝食のほかに、1人あたりカップラーメンが5個付くなど、長期滞在型のプランとなっている。成田発11日から22日間のプランでは、ハイドロ・ペナンを2名から3名で利用し大人1名当たり9万9800円から18万8000円とした。

　クールバカンスシリーズでは、シドニーやアメリカ・カナダ、ニュージーランドスキー＆スノーボード、エアーズロックの4方面を用意。日本と季節が逆になる南半球のオーストラリアでは、スキー商品を提供する。また、北米なら例えば、アメリカ西海岸とカナダ6都市に滞在する7日間の成田発ツアーで、大人1名当たり19万8800円から33万9800円。