ジェットスター、新たな運賃体系導入
-オプション拡充、柔軟な運賃設定へ
ジェットスター・グループは、運賃体系を改定した。新たな運賃体系では、受託手荷物の選択肢を拡大するなど、追加できるオプションを拡充。また、ビジネスクラスでは従来よりも特典を省いた低価格の運賃を設定した。ジェットスター・グループCEOのブルース・ブキャナン氏は「新しい料金システムにより、最安値の運賃にニーズに応じたオプションを追加できるようになり、お客様には旅行をよりカスタマイズできるようになった」と新システムのメリットをコメントした。
新システムでは、エコノミークラスの最安値運賃として「Starter」を設定。Starterには座席と10キログラム分の機内持込手荷物などが含まれており、乗客はStarterを基本とし、受託手荷物を初めとしたオプションを自由に選び、付加することが可能だ。
たとえば、今まで受託手荷物は0キログラムか20キログラムかを選択し、20キログラム以上の場合は予約後再度申請するか、空港で精算する形をとっていた。新システムでは5キログラム単位で15キログラムから40キログラムまで選択でき、1度の予約で他のオプションとまとめて手続きができる。
また、Starterにはオプションとして「Plus」「Max」が追加できる。Starter Plusは、カンタス航空(QF)のマイレージポイントやステータスクレジットの獲得、無料の座席指定、変更手数料の免除などの特典が付与される。さらにStarter Maxでは足元の広い座席の指定や、手数料のみでの払い戻し対応も可能となる。
ビジネスクラスは、エアバスA330型機材を利用する長距離国際線を対象に、「Business」と、オプションを付加した「Business Max」を用意。Businessは従来のビジネスクラス「スタークラス」からQFのマイレージポイントなどを省いたもので、特典を省くことでスタークラスより低価格な運賃とした。なお、Business Maxはスタークラスにあたる内容となっている。
運賃は、たとえばメルボルン/シドニー線の片道運賃の場合、Starterが59豪ドルから、Starter Plusが84豪ドルから、Starter Maxが329豪ドルから。