岩手県北観光、大槌町・野田村の応援ツアー
被災地ニーズと結びつけ

  • 2011年5月26日

 岩手県北観光は、岩手県の野田村と大槌町でのボランティアを含めた、東京発の応援ツアーを発売した。ボランティア活動の関心の高まりに対し、岩手県の交通事業社・旅行会社として感謝するとともに、その人々の交通や宿の手配をして被災地のニーズと結びつけることが今できる最善の行動と考え、ツアー企画。ボランティアだけではなく、観光客の減少によって東北の観光業が大きな損害を被っていることから、周辺の観光施設での飲食や買物、宿泊も組み合わせたのが特徴だ。

 野田村でのボランティアを含むツアー(岩手県野田村号)は、久慈市と盛岡市での観光、宿泊を組み込んだ2泊3日。大槌町でのボランティアを含むツアー(岩手県大槌町号)は、花巻市と宮古市、盛岡市での観光と宿泊を組み込んだ2泊3日で、いずれも1人3万2800円だ。通常の旅行と同様に旅行を主催するのも今回の主旨で、経済的に成立する取り組みだからこそ、ツアーの長期的な継続が可能になり、被災地の復興に役立つとする。出発日は、岩手県野田村号が、6月2日と6月12日。岩手県大槌町号が6月9日と6月23日で、募集人員はそれぞれ40人。